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「作品をつくるときには、一つ一つにいろんな思いを込めながら縫いあげています。ですから作品集を見ると、これはどんなことを思ってつくっていた、これは何と、全部言うことができるくらいです」とこうのさん。長い人生の中で、みんないろんな思いを持ちながら生きている。そのいいことも悪いこともぶつけるように作品をつくりあげていく。それもありだと若いころは思っていました。でも最近は、さまざまな思いが作品に残るからこそ、いい思いを込めてつくって欲しいと思うようになったと言います。「これだけたくさんのチャンスを与えていただいて、今本当に仕事が楽しいんです。ですから関わってくださったスタッフ、生徒さんやいろんな方々に私ができることは、皆さんにどれだけ楽しんでいただけるかということなんです。パッチワークを通して、そのお手伝いが少しでもできたらいいなと考えています」と微笑むこうのさん。
「パッチワークには、特別な技術など必要ありません。針と糸さえあれば誰にでも簡単にできるものです。パッチワークを通して私は本当に多くの人と出会いました。はじめて訪れた場所、それが外国であっても日本であっても、パッチワークという共通項で会話ができる、心が一気に通じ合える感動をたくさん味わうことができました。パッチワークは家族への愛情から生まれるもの。そういう意味では、国は違っても、同じ女性として家族を思う気持ちは同じなんだと思います」。
最近のこうのさんのテーマは『健康と美とパッチワーク』。パッチワークという同じ楽しみを共有する仲間として、共に健康で美しく年を重ねていきたいという願いがそこにはあります。
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