帰国後、はーなさんは福岡大学スポーツ科学部運動生理学教授、進藤宗洋・田中宏暁両先生をたずねニコニコペースを勉強。(この理論は、WHOの高血圧連盟の運動処方として推奨されています)「ニコニコペースとは自分の体力の50パーセント。ちょっと息がはずむくらいのニコニコ笑いながらできる強度の運動で、十分に体力を向上させることができるというもの。しかもこの理論は医学と運動生理学の教授が長年にわたって協働研究したもので、きちんとしたデータとしてその効果が立証されたものなのです」。彼女はニコニコペースの理論を取り入れて独自にプログラムを開発しました。それは老若男女を問わず楽しく安全に体づくりができるもので、一般にエアロビクスとは違うことを理解してもらうために『パラディソ体操』と名付けられました。
そして、はーなさんは、弱冠25歳の若さで、自分のスタジオを開きます。『スタディオパラディソ』のパラディソとは、楽園という意味で、心と体の楽園をつくりたいという彼女の思いが込められています。
「私がスタジオを開いた時代は、エアロビクスが若者にすごく人気のある頃でした。そのまま流行に乗ることは簡単だったかもしれません。でも私には、今よりももう少し先の、長い人生を通した健康づくりをしたいという強い思いがありました。現在、日本ではメタボリックシンドローム予防や、介護が必要にならないための健康づくりが叫ばれています。その言葉が、今になって私たちが取り組んできたことに、すっぽりと当てはまるようになってきました」とはーなさん。「好きな言葉は『継続は力なり』。自分が自分らしくいられること、こうと信じたことをやり続けた先にある喜びみたいなものを、40代になって本当に実感しているし、続けさせてもらっていることに感謝しています」と晴れやかに微笑む。
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