せっかく用意していただいたのですから、遠慮して手もつけないのはかえって失礼にあたります。相手の好意を素直に受けて、美味しくいただきましょう。
この場合「おまかせします」や「どちらでも結構です」と答えると、どうでもいいような感じを受けてしまいますので、むしろ好みをはっきりとお伝えしたほうが好感がもてます。その場合、「お茶でいいです」と言うとまた失礼になりますので「お茶をお願いします」と答えた方がよいでしょう。
手前から静かにあけ、そのまま茶碗の縁に沿って右へ90度回し、しずくを切る
使い終わったスプーンは、カップの向こう側に置く
テーブルが離れているときは、左手で皿を持っていただく
心と心が通じ合うことが大切な訪問やおもてなしのマナーは、優しく細やかな心遣いを、TPOに合わせ配慮することが肝要です。いただくときの作法として、コーヒー・紅茶に砂糖を入れるときは、スプーンにのせて、そっとカップに入れるよう気をつけましょう。そして和菓子はおよそ4等分の大きさに目分量ではかり、一切れずつ召し上がってください。このとき懐紙を用意しておくこともお忘れなく。
にしむらきもの学院・礼法教室主宰 西村 多美子さん 市民大学講師、地元TV番組に出演など多方面にてご活躍。