夫のお礼状を妻が代筆して書く場合、文面や差出し人の名前をどうしたらよいか、迷う方は多いと思います。この場合、文面を夫の言葉として書くのであれば、差出人として夫の名前を書き、その左下にちいさく「代」と書きます。
また、妻とわかるような文面で書く場合は「内」と書き添えてください。そして、仲人さんなど相手が妻のことも良く知っている場合であれば、夫婦の連名にしても良いと思います。ただし、とくに親しい相手以外の男性宛てのあいさつ状や礼状には、女性の個人名は避けた方が良いでしょう。
そうですね。先に挨拶状が届いた場合でも、品物が届いてからお礼状をお送りするか、お電話した方が良いと思います。ただし、お礼状が遅くなると、相手も品物が無事に届いたかどうか心配になりますので、品物を受け取ったら、早めにお礼状を出すように心掛けしょう。
お礼状を書く場合、「拝啓」や「謹啓」などの頭語の後に、時候のあいさつが続きますが、女性の場合は時候のあいさつから始まっても、やわらかな印象がして良いと思います。
あいさつ状はさらりと書くのが基本ですが、お礼状の場合は、逆に丁寧に書くことを心がけましょう。品物に対するお礼というよりも、相手の心遣いへの感謝を表し、「家族で美味しくいただきました」など、具体的な喜びを伝えましょう。
書くことは、話すことにくらべ億劫で、ついつい電話で済ませることが多くなっていませんか?けれども、やはり大切なことは電話よりも手紙でお伝えしたいものです。
そのときに手紙の約束ごと、一通りの形式、書き方を知っていれば失礼にあたらない、手紙を書くことができます。パソコンや、携帯電話が普及し、簡単な返事で済ませがちの今日だからこそ、手紙の持つ役割は大きいと思っています。
にしむらきもの学院・礼法教室主宰 西村 多美子さん 市民大学講師、地元TV番組に出演など多方面にてご活躍。