
関東地域は江戸文化の影響を色濃く受けた地域です。武家文化のある江戸では、「敵をのす」という意味もあり、平たく伸ばしたのし餅が好まれていたそうです。また、当時の餅屋が、ついたお餅を一個ずつ丸める手間をはぶくため、一気にのして固まったお餅を角形に切った事が由来だといわれています。手間をはぶくための「のし餅」には、せっかちな江戸っ子らしさが出ていますね。この「角餅文化」が東日本に普及し、今に至るそうです。

一方、西日本の丸餅文化発祥の地は京都だと言われています。公家文化の京都では縁起を担ぐ事が重んじられ、一年を円満に過ごせるようにと丸餅が好まれたそうです。京都の影響を受けた西日本のお雑煮は、丸餅で味噌味が基本ですが、地域によっては、すまし汁で丸餅を頂くところもあります。これは、寛永12年に制度化された参勤交代によって、西日本に江戸の文化が入ってきた影響だといわれています。
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