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【健康特集】「脳卒中」について

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●脳卒中ってどんな病気?

 脳卒中とは、脳の血管が詰まったり、破れたりして、栄養が行き届かずに、その先にある脳の神経細胞が壊れてしまう病気のことです。

 脳卒中になると、急に倒れて意識がなくなったり、半身の麻痺が起きたり、ろれつが回らなくなったりする発作が起きます。発作が起きて、脳の神経細胞が壊れてしまうと、その部分がつかさどって命令していた体の機能が働かなくなり、麻痺や言葉の障害などが後遺症として残ってしまうことがあります。

 脳卒中は、怖い病気であることに違いありませんが、十分に予防が可能ですし、発作の前触れを見逃さず、早いうちに治療やリハビリを始めることで、機能の回復効果もアップします。

 まずは、脳卒中についての、基本的な知識を得ることから、予防の第一歩をはじめましょう。




脳卒中の種類


●脳卒中ってどんな病気?

 脳卒中が、まったく健康な人に起こることはごく少なく、たいていは、何らかの病気を持っている人に起こります。高血圧は、その代表的な病気です。また、脳卒中が起こりやすくなる病気はもちろん、その原因となる生活習慣も危険因子となります。


脳卒中の今昔
 

 かつては、高血圧の治療が今ほど浸透しておらず、栄養が不良で血管が弱くて破れやすかったため、脳出血が多かったのですが、現在は、高脂血症や糖尿病などが増えたために、血管が詰まって起こる脳梗塞が増えてきています。



●前触れ発作を見逃さないで

 脳卒中の症状というと、突然に意識がなくなって倒れてしまうような発作を考えますが、症状は人それぞれです。頭痛や吐き気が続く ”くも膜下出血“ を除いて、脳卒中の症状の多くは、その前に、一時的な半身の麻痺や手足のしびれ、ものが二重に見える、言葉が出てこないといった前触れが、起こることもあります。これは脳の血管が一時的に詰まるために起こるもので、これに気づくと、大きな発作の前に治療をすることもでき、リハビリを早く開始することができるのです。

 症状が、わずかであったり、ほんの一時的(15分前後のことが多い)で、24時間以内にもとに戻ってしまったりすることがあっても、急いで病院の神経内科、脳外科を受診しましょう。本人はもちろん、家族など周囲の人が気をつけておくことも大切です。


こんな症状に注意!
  ・ろれつがまわらない
・ものにつまずきやすい
・フラフラしてまっすぐ歩けない
・ものが二重に見える
・急にめまいがするようになった
・言葉が出てこない、理解できない
・片方の手足がしびれる
・急に手足から力が抜ける
・片方の目にカーテンがかかったように、
 一時的にものが見えなくなる
・片足を引きずっているといわれる


●脳卒中予防の秘けつは?

 次のことを実行すれば、脳卒中の危険性はだいぶ遠のきます。たとえ、症状があらわれても、後遺症を軽くすることにつながります。


危険因子を発見
 

 定期的に健康診断を受け、高血圧や糖尿病など、自分の持っている危険因子を早期発見しましょう。


  危険因子を減らす、治療を行う
   危険因子をできるだけ減らし、なくすように努めましょう。生活習慣も見直しましょう。

  症状がでたら早期に受診
   疑わしい症状が出たら、軽くても、あるいは一時的なもので回復したとしても、急いで専門医に診てもらいましょう。


●夏は脳梗塞、冬は脳出血に注意

 夏場は、血管が詰まる脳梗塞、冬場は血管が破れる脳出血が多くなります。汗をかいて、水分が不足すると血液が固まりやすくなるからです。こまめに水を補給し、運動中はもちろん、入浴の前後、就寝前、起床時にも水分補給を忘れずに。

 一方冬は、お風呂やトイレなど寒い場所でいきなり服を脱いだりすると、血圧が急激に上がります。夜間、廊下やトイレに行くときはガウンや丹前をはおる、脱衣所、浴室などは前もって暖めておくなどの対策を。


●食生活のポイント

塩分の摂りすぎに注意
 

 塩分の摂りすぎは血圧上昇につながります。すでに、高血圧の人は1日5〜7g、そうでない人も1日10gを超えないようにしたいものです。あわせて、塩分をからだの外に出す働きのあるカリウムを摂ること。カリウムは野菜やキノコ類、果物などにたくさん含まれています。

 また、コレステロールに気をつける食事も大切。脂肪の取りすぎに注意し、特に肉やバターなどの動物性脂肪の摂取を減らしましょう。

 減塩を心がけ、多くの食品をバランスよく摂り、偏食を避けることが、脳卒中はもちろん、ひいては他の病気の予防にもつながります。


  魚と野菜で血液をサラサラに
 

 青魚に多く含まれる脂肪酸のEPAやDHAは、動脈硬化を予防し、血栓を防いで、脳卒中を予防する働きがあることがわかっています。魚の血液サラサラ効果は1日程度の持続性がありますから、1日に1食、魚を食べるように心がけたいものです。なお、長期冷凍保存すると、EPAやDHAの量が減少します。なるべく新しくおいしいうちに食べるようにしましょう。

 また、野菜にも魚と同様に血液サラサラ効果があります。ただし、野菜は100gあたりの血液サラサラ効果が、魚より少なく持続性もないため、毎日3食を目安に食べることが肝心です。


  お酒は適量を守って
   次のうちのいずれか一点が、厚生労働省がすすめる一日のお酒の適量です。


●予防のための足マッサージ

 第二の心臓といわれる足をマッサージすることは、高血圧や脳卒中予防にとてもよい効果をもたらします。朝晩、ぜひ行ってみましょう。

(1) 右足を左のひざにのせ、右手の親指を右足の湧泉(ゆうせん)のツボに当てて足首をつかみ、左の手のひらで足先を前後に1分程度揺すりもみします。

(2) 右手の親指を足の内くるぶしの下2pくらいの部分(照海・しょうかい)に当てて足首をつかみ、左手で足先をつかんで1分程度、同じ方向に回し、次に反対方向に回します。

(3) 両手の指を使って、右足の指を1分程度丹念に揉みます。

(4) 右足のうらを手のひらで1分程度マッサージします。


(1)〜(4)を続けて行った後、左足も同様にマッサージします。



今回の特集にあたり、参考といたしました。
「新版 家庭の医学」 主婦の友社
「脳卒中が起こったら」 講談社
「血液サラサラ健康レシピ」 アスキー
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