歯は、健康とも深い関わりがあります。
歯を失ってしまうと、軟らかい食べ物を口にすることが多くなります。こうした軟らかい食べ物には、ブドウ糖やショ糖などの吸収の早い糖質が多く含まれるものが多く、血糖値を急激に上げる可能性があります。反対に、よく噛んで食べるような、噛み応えのある食べ物は、食物繊維の量が多く、脂質や糖質の量は少なめです。食物繊維は食品中の脂肪や糖質の吸収をゆるやかにします。例えば、糖尿病を持っている方にとっては、健康な歯を保つことが血糖コントロールにもつながるのです。
歯を失う原因は、おもに歯周病と虫歯といわれています。とくに、歯周病に関しては、糖尿病、高血圧症や心臓病と同じ生活習慣病に位置づけられていますが、初期段階では自覚症状があまりないようです。
歯周病には原因菌があり、それは歯垢の中にひそんでいます。歯周病の予防は、毎日の歯磨きできちんと歯垢を落とし、歯肉をマッサージして血流を促すことです。とくに寝ているときの口の中は、唾液の分泌量が少なく細菌が繁殖しやすい環境となっているので、寝る前は、特に念入りに歯を磨くようにしましょう。 |